小説の書き方
はじめに
まず「小説に書き方はあるの?」という疑問がこのサイトをご覧になったときに浮かんだ方もいらっしゃると思いますが、ストレートに言いますと『作文の書き方』とだいたい同じです。
しかし、全部が作文同様の書き方で良いわけではありません。ここでは小説の書き方を紹介します。
もし、「小説家になる!」や、「そこまではいかないけど誰かに読んでもらいたい」と考えている方でも参考にしてもらえるとうれしいです。
作文同様ルール
ここでは作文同様のルールを紹介します。「それぐらい知ってるよ」と思っている方も思われますが、一応チェックしてみましょう
◇文体の統一化◇
簡単に言えば『ですます調』にするか『である調』にするかです。これは作文やレポートなどで一度は言われると思いますが、たまに混ざってしまうひとがいますので気をつけましょう。
◇段落の冒頭にはスペース◇
これも覚えがあると思いますが、勿論スペースを空けてください。
良い例: 私は悪い例:私は
小説限定
最近ではパソコンを使って作成している方がいますが、その際の書き方や小説のみの書き方を紹介します。
◇『三点リーダ(…)』『ダッシュ(—)』に関して◇
『三点リーダ(…)』:小説でよく見かける「あの……」など『……(三点リーダ)』を使い表現します。その際、三点リーダ『…』を二つで一つとして使います。
ただし、よくある間違いで、『・/・/・』の『・』の点を使う人がいますが、『…』の点とは違います。違いは一文字ぶんとしてカウントされているか否かです。
ちなみにできるだけ長い沈黙など、三点リーダを多く使用したい場合は偶数になる(例:「それは………………」/計6つとなります)ように使います。
『ダッシュ(—)』:こちらも「——そうあのときは——」など『——』を使い表現します。その際、三点リーダ同様ダッシュ『—』を二つで一つとして。
ちなみにこちらも同様多く使用したい場合は偶数になる(例:「——————なん……だと?」/計6つとなります)ように使います。
◇「」内(セリフなど)での注意点◇
「」内に皆さんはセリフを書くと思いますが、それに関しての注意です◆『!』『?』に関して
もし『!(エクスクラメーションマーク)』『?(クエスチョンマーク)』のうちのどちらかを使ったのならスペースを空けましょう。ただし、書き括弧を閉める際の『!』『?』には空間を作らなくても大丈夫です。
良い例:「そうか! わかたぞ」
悪い例:「そうか!わかったぞ」
◆書き括弧内の最後は『。』を抜く
作文などでは少し違いますが、小説ではこれを抜きます。良い例:「それでは失礼します」
悪い例:「それでは失礼します。」
◇難しい漢字は極力避ける◇
漢字についてなのですが、常用漢字を基準に書きます。もし、それでも難しい漢字が使いたい人は『ルビ』なのでちゃんと読めるようにしておきましょう。
最後に
最後に完成しましたら、少し時間を置いてからもう一度見てみましょう。時間を置く理由として、小説を書き終えたとき、多分テンションが高くなってると思います。だからこそ小さいミスに気づかない時があります。少しゆっくりして、心を落ち着かせてからチェックしましょう
参考資料
さらに詳しく知りたい方はこちらのサイトを利用するのをお勧めします。
参考サイト
参考文献
- マンガでわかる小説入門
- スーパー編集長のシステム小説術―才能なんていらない!