怖い絵

怖い絵3

著者:中野京子
出版社:朝日出版社, 2009
ページ数:252 ページ

「もっと読みたい」との読者の期待に応え、さらに怖い、待望の第三弾!
西洋名画に秘められた恐るべき怨念・冷酷・非情を、歴史の裏の裏まで知り尽くした著者が、鮮やかな筆致でとき明かす、知的でスリリングな美術エッセイ。「絵ってすごい」と各メディア、シリーズ大絶賛
「こうしてわたしたちは、言葉によって、少しずつ深く、絵のなかにおびきよせられていく。」
小池昌代さん(詩人)──「東京人」『怖い絵2』書評より
シリーズ完結編、渾身の謎解き、今回は、
◎清楚でロマンチックなボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』 ……じつは、美神の憂いの陰には?
◎神からの祝福を描いたミケランジェロの『聖家族』 ……聖ヨセフの抹殺された事実とは?
◎伝説の薄幸の美少女『ベアトリーチェ・チェンチ』 ……しかし本当の悲劇とは?
他、ベラスケス『フェリペ・プロスペロ王子』、ルーベンス『メドゥーサの首』、シーレ『死と乙女』など、豪華カラー図版入り20点を掲載。
「絵は──もちろんどんな芸術も同じですが──歴史と無関係ではありえません。(中略) 歴史を知れば絵はもっと魅力を増し、また絵によって歴史への関心がかきたてられるでしょう」 (著者あとがきより)


商品欄に戻る